エロスの種子の3巻には

  • 第九話 ~中指
  • 第十話 ~罪と罰
  • 第十一話 ~縄の行方
  • 第十二話 ~吐息
  • 第十三話 ~反抗期

の短編が収録されています。
 
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エロスの種子 3巻とは?

出版社:集英社
発売日:2019/4/19
作者 :もんでんあきこ

例え修羅の路(みち)であれ、運命を生き抜く女の性(さが)……
 
俊傑・もんでんあきこが贈る、最新傑作短編5編収録。
 
戦地から夫は帰ってくると信じ続けた女、鈴子。
 
かつて緊縛され、羞恥の過去を知る男を訪ねた女、順子。
 
記憶の奥底に燻り続ける、戦争の原体験に埋もれた男、薫。
 
己の境遇を受け入れ、自らを戒める女、さつき。
 
両親の愛に包まれた養子の息子、勝。

 

第九話 ~中指

戦地から夫は帰ってくると信じ続けた女、鈴子。
 

第九話 ~中指 のネタバレ

菅原は戦場にいた。
 
菅原は怪我はなかったが、仲のいい玉井は死を察して菅原に頼みごとをする。
 
自分の指を切り落として妻の鈴子に渡してほしいというものだった。
 
指は右手の中指で、その指で何度も鈴子を悦ばせたのだという。
 
菅原は玉井の望み通り指を切り落として大事に持って帰る。
 
 
 
戦争が終わり、菅原は無事に日本に帰ることができて玉井の約束を果たす。
 
鈴子は死を実感した悲しみと、夫の願いを叶えてくれた菅原に感謝する。
 
鈴子は菅原に泊まってもらうことにする。
 
鈴子と会話することで、菅原は妻は自分を待っていなかったことを思い出す。
 
妻は弱視で兵役を免れていた弟とデキていた。
 
菅原の戦死の報せがあったため、父がふたりに一緒になってくれるように頼んだのだという。
 
実家には菅原の居場所はなかった。
 
鈴子は菅原に最大限のもてなしをする。
 
久々すぎるごちそうに菅原はありがたく頂いていた。
 
鈴子は
“奥さんと呼ばれると悲しくなります、どうか名前で…”
という。
 
義父はまだ村の寄り合いに出かけており、酒盛りでまだ帰らないのだという。
 
食事の後は風呂でもてなされる。
 
 
 
風呂から上がると、鈴子は布団の用意をしていた。
 
菅原は鈴子の優しさに触れることで、弟と嫁に対する恨み言を話し出す。
 
慰めようと手を差し伸べる鈴子を菅原は押し倒していた。
 
菅原は鈴子に無理やりキスをして服を脱がせる。
 
菅原は
“俺を玉井宗太郎だと思って”
といって、玉井から聞いていた鈴子の好きなポイントをせめる。
 
鈴子は口で話嫌がって見せるが、色気があった。
 
 
 
菅原が目を覚ますと縄で縛られていた。
 
玉井の父で鈴子の義父が帰ってきていた。
 
玉井の父は菅原が持ってきた指は偽物で、“タカリ”に来たと思っている様子だった。
 
さらに
“タカリだけじゃねぇ、人の女犯しやがって”
と逆上している。
 
玉井の父は鉈を持っており、菅原を殺して畑の肥やしにするという。
 
菅原は玉井の父の目つきに見覚えがあった。
 
戦地で突撃をかけるときの自分たちの目で、本気なのが伺えた。
 
菅原は鈴子を見て
“女なんてみんな同じだ。狡くてしたたかでその場の都合のいい方に流される。俺たちはそんな女を思いながら戦っていたのか。情けない”
と弱音を吐く。
 
鈴子は
“自分ばかり被害者ズラして。男が女を抑えつけて踏みにじるから女が生き抜くには強くなるしかなかった。自業自得よ”
という。
 
玉井の父は菅原を庭に放り投げてナタを振り下ろす。
 
直撃する寸前に、警察がやってくる。
 
玉井の父は殺人未遂の現行犯で逮捕される。
 
菅原がふと目をやった先には、遺体の破片らしきものが何人分もあった。
 
気が付くと鈴子の姿は無かった。
 
玉井の中指も消えていた。
 
 
 
菅原は警察からの話で全てを知ることとなる。
 
玉井の父は以前から警察にマークされていたのだという。
 
そして、その日の19時ころに“今夜凶行に及ぶ”とタレコミがあった。
 
タレコミは鈴子の仕業だった。
 
おそらくは鈴子は未亡人として村の男たちに言い寄られていたと菅原は予想する。
 
その男たちを玉井の父は片っ端から殺していったのだった。
 
そして玉井の父は息子の嫁である鈴子を手籠めにしていた。
 
そんな屈辱を受けながらも鈴子があの家にいたのは、玉井が帰ると信じていたからだった。
 
菅原はたくましくしたたかに生きる鈴子に触れることで、自身も強く生きなければならないと心に誓う。
 

第九話 ~中指 の感想

菅原と鈴子の皮肉なやりとりがとてもいい味を出していました。
 
特に、この時代の女は“男の所有物”だったそうです。
 
男尊女卑が当たり前の時代で、今よりも女性が辛い環境にあったハズです。
 
ですが、菅原の言い分ももっともです。
 
戦場に行った菅原は玉井は命を懸けて戦ってきました。
 
その結果、玉井は命を落としてしまいます。
 
そんな思いをして帰ったのに自分の居場所を奪われていたら、その憤りはどこに向けていいのでしょうか…
 
菅原の弟と元嫁は、菅原に殺されても文句言えないと思います。
 
 
男の菅原の言い分も、女の鈴子の言い分ももっともで永遠に平行線をたどりそうです。
 
どちらかというと、実際に戦争に行って命からがら帰ってきた菅原の方を持ちたいですが…
 
 

第十話 ~罪と罰

かつて緊縛され、羞恥の過去を知る男を訪ねた女、順子。
 

第十話 ~罪と罰 のネタバレ

昭和56年、横浜拘置所に薫はいた。
 
国選弁護人でやってきたのは順子だった。
 
順子は薫の事件を知って志願したのだという。
 
薫は
“立派になられた。僕のアトリエで縛られていたころとは見違えるようだ”
というが、順子は落ち着いている。
 
薫は順子が相手だからか、素直に“全て”を話し出す。
 
 
薫は父の浮気相手を殺害したことから打ち明ける。
 
父は馬鹿正直な男でそれを母に打ち明けていた。
 
母は怒り狂っていたが、父を心から愛していたからだった。
 
父は戦後にC級戦犯として死刑になり、母は後を追っていた。
 
戦後の学校ではそれまでとは正反対のことを教えていたため、何を信じていいのかわからなかったのだという。
 
薫の祖父は有名な日本画家で、薫は祖父に引き取られることとなる。
 
祖父は穏やかで優しい人で、薫に日本画を丁寧に教えてくれた。
 
その祖父も、薫は16のころに他界する。
 
薫は自分の身近な人が次々と死ぬのは自分への天罰なのだと思っていた。
 
祖父の遺産は薫が一人で暮らしていくには充分だった。
 
薫は屋根裏に祖父の未発表の絵が大量に眠っているのを見つける。
 
女性の緊縛図ばかりだった。
 
薫は生まれて初めて性的興奮を覚えたのだという。
 
そのときに父が女に惑わされたこと、母が錯乱して死を選んだことはすべてエロスの仕業なのだと知ることになる。
 
薫は自ら刑罰をかそうと思い
“自分は一生生身の女をだいてはならない”
と決める。
 
 
薫の話は本題である、殺害した女性の真壁忍のことになる。
 
“自販機本”のSM小説の挿絵の依頼をうけたのだという。
 
実際に小説の作者と顔合わせに行き、忍と出会う。
 
忍の作風は過激なため、薫は男性だと思っていた。
 
二人はすぐに意気投合する。
 
薫は自分にかした刑罰を忍には話していた。
 
それを聞いた忍は“自分の罰”を話し出す。
 
忍の姉は忍との散歩中に戦闘機に打ち殺されていた。
 
忍が海に遊びに行きたいとせがんだのが原因だと、忍は自分を責めていた。
 
二人は同じく“戦争で傷ついた子供”だった。
 
そのまま忍のアパートに行き、二人は結ばれる。
 
その時二人は罪や罰はどうでもよくなってしまうほどの快楽を感じていた。
 
 
その後、忍は服毒自殺をして失敗してしまう。
 
忍が自殺を図った原因は“快楽を感じてしまったことで、より深い罪悪感を抱くようになってしまった”と薫だからこそ理解していた。
 
薫は忍が服毒自殺に失敗して瀕死の状態で発見する。
 
薫は瀕死の忍の
“殺して”
という願いをかなえてあげる。
 
 
話を一通り聞いた順子は納得がいったようだった。
 
・忍の遺書
・忍の体から検出された致死量の薬物
・途中で吐いて死にきれなかった状況
と薫の供述は矛盾が無かった。
 
“自殺ほう助”で有罪にはなるが、執行猶予はつくだろうという見立てだった。
 
薫は
懲役3年
執行猶予4年
となる。
 
判決後に、薫は
“ちゃんとした罪が下らなかった”
とボヤく。
 
順子は
“下りました。有罪ですよ。執行猶予中に悪さしたら即刑務所行きです”
という。
 
そして
“今も昔も10歳の少年は刑事罰には問われません。だから、前を向いて生きて下さい”
というと、薫は静かに泣き出す。
 
 

第十話 ~罪と罰 の感想

2巻の“落雁”の続編です。
 
この短編だけでも背景は簡潔に説明されているので、初めて読む方でも問題なく楽しめます。
 
前の展開が気になる方は、関連記事にリンクがはってあるのでチェックしてみてください。
 
 
薫と忍が“自らへの刑罰”を破ってしまう流れが良かったですね!
 
人間はどんなにカッコつけていても、三大欲求の前には無力だということのようです。
 
ですがやはり男女限らず“賢者モード”の時の罪悪感からは逃れられませんでした。
 
忍も薫もストイックで変に真面目な分、罪悪感に耐えられなかったようです。
 
 
忍は気の毒でしたね…
 
薫は直接的に父の浮気相手を殺しています。
 
それに対して忍は、姉の死に責任を感じていましたが悪いのは戦闘機のパイロットです。
 
殺意を持って相手を殺した薫とは全然事情が違います。
 
それだけ忍は姉のことが好きで“姉はこの快楽を知らないまま死んでしまった…”という罪悪感に耐えられなかったのかもしれません。
 
薫はせっかく同じ罪悪感を共有できる人に出会えたのに、それを自分の手で介錯しなくてはならないという損な役回りをしていました。
 
何ともやりきれない二人の人生ですが、このお話は申し越し続くようです…
 
 
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第十一話 ~縄の行方

記憶の奥底に燻り続ける、戦争の原体験に埋もれた男、薫。
 

第十一話 ~縄の行方 のネタバレ

薫は順子と共に自宅に帰る。
 
順子は薫を拒む理由がなかった。
 
順子はベッドにあおむけになると
“あなたの中に忍さんはもういないの?”
と尋ねる。
 
薫は
“人の心はスイッチみたいに切り替えられるものじゃない”
といって、過去に順子の中に森川がいたことを指摘する。
 
薫は順子の体を
“まるで落雁よのうだ”
という。
 
順子は自分が砂糖菓子のように溶かされていくのを感じる。
 
 
順子が目を覚ますと、薫は庭の手入れをしていた。
 
薫は家のことは一通り自分でできるのだという。
 
二人で朝食を食べていると、薫は自分の天罰について話す。
 
薫にとって大事な存在は“天罰”によって必ず薫より先に死んでしまうのだという。
 
このままだと順子もそうなってしまい、薫は
“キミを不幸にしたくない、この家にはもう来ない方がいい”
という。
 
順子は俯きながら薫の話を聞いていた。
 
 
順子は薫の家からの帰り道に、待ち伏せていた森川と遭遇する。
 
順子は鼓動が高鳴るのを感じて、森川が差し伸べた手を取っていた。
 
森川は順子を隠れ家のアパートに連れていく。
 
1棟まるごとアジトだが、今はもう森川しかいないのだという。
 
森川は10年前の新聞社爆破事件の実行犯として指名手配中だった。
 
順子は冤罪なら弁護するというが、森川はもう逃げるのに疲れたという。
 
森川は
“あの爆発で二人が死んだ、捕まったら死刑だろう。死ぬ前に抱きたいと思ったのがおまえだ”
といって順子を力づくで抱こうとする。
 
抵抗する順子に森川は暴力を振るうと、順子は恐怖で動けなくなる。
 
森川も薫の家での経験が忘れられないようで、当時のことを思い出しながら順子を縄で縛って天井からつるす。
 
順子は全く濡れていなかった。
 
その時に、順子は縛られるのが好きなのではなく、薫の縄に感じていたのだと気付く。
 
薫が順子を助けに来て、森川に軽く声をかける。
 
森川は動揺するが
“あの時の再現だ”
とナイフを構えて続けようとする。
 
森川は自分はもう二人を殺していると凄むが、本当に二人を殺したことがある薫には
“森川は直接手を下したワケではない”
ことをすぐに見抜いていた。
 
森川は観念した様子で、薫にナイフを手渡す。
 
すると、薫はナイフを森川の腹に突き刺す。
 
薫は寝室で薫の眼鏡の忘れ物を見つけて、届けようとしたのだという。
 
そしたら森川がやってきて、嫌な予感がしたためついていっていた。
 
薫は
“一度人殺しの一線を越えたら何度も簡単に超えてしまう。こんな人間はこの世にいない方がいい”
という。
 
順子は薫が自殺すると察して、必死で拘束を解く。
 
建物から飛び降りようとする薫を、順子は後ろから抱き着いて止める。
 
順子に
“あなたが死んだら今度は私が呪われる、一生自分が許せなくなる”
と言われた薫は自殺を思いとどまる。
 
順子は薫よりも長生きすることを約束する。
 
森川のうめき声が聞こえて、まだ生きているので慌てて救急車を呼ぶと一命をとりとめていた。
 
森川が指名手配犯ということもあり、薫は不起訴処分となる。
 
 
平成5年
薫と順子は田舎に引っ越していた。
 
順子は自宅兼の法律事務所をやっていた。
 
薫は農家として野菜を育てている。
 
二人とも幸せそうだった。
 
 

第十一話 ~縄の行方 の感想

二人の波乱万丈な人生も、いいところに落ち着いたようですね。
 
森川がいいタイミングで登場したのが、薫と順子が結ばれることへとつながっていました。
 
森川の悪党になりきれない粋がってるだけのチンピラっぷりも滑稽でいいキャラでした。
 
子供の姿がないため、子づくりはしなかったのかもしれません。
 
子供に囲まれるENDでも良かった気がしますけど、そうならないのが哀愁漂う感じでいいのかもしれません。
 
 

第十二話 ~吐息

己の境遇を受け入れ、自らを戒める女、さつき。
 

第十二話 ~吐息 のネタバレ

バブル全盛期、拓は貧乏学生だった。
 
拓は友人の家でAVを鑑賞していると、女優を見て驚く。
 
その女優はバイト先のビリヤード店のサツキという先輩だった。
 
拓はそのことをサツキに指摘して
“お願い一回やらして”
とストレートに頼むが、呆れられる。
 
サツキはビリヤードが上手かった。
 
拓は女にモテたくてビリヤード店で働いていたが、男にも女にも人気がでるのはビリヤードが上手い店員だった。
 
他の店員はサツキがフロアで引っ張りだこなのが面白くなさそうだが、拓はフォローを入れていた。
 
 
仕事の後、拓とサツキはファーストフード店で一服する。
 
拓はサツキの腕前を感心していた。
 
サツキはもう三年目で、只管特訓した成果だという。
 
ビリヤードのスキルアップは時給と関係していた。
 
AVに出たのも金のためなのだという。
 
サツキは夢のために金が必要だというが、教えてはくれなかった。
 
拓は夢があるサツキがうらやましいという。
 
拓はいずれは家業を継ぐのだという。
 
先月父が亡くなったことで、それが早まりもうすぐ大学もやめて実家に帰る予定だという。
 
拓は貧乏学生のがめ、バイトと学業に忙しく女の子と遊ぶ暇もなかった。
 
銭湯が閉まってしまうというので、拓は慌てて帰っていく。
 
 
数日後、サツキはAV出演を知った店長に言い寄られていた。
 
拓はサツキを庇うために、店長を備品の下敷きにしておどけて見せる。
 
二人ともクビを言い渡されて揃って出ていく。
 
 
サツキは庇ってくれたことに礼を言う。
 
拓は銭湯の時間が過ぎてしまい意気消沈していると、サツキは
“風呂入ってくか”
といって拓をホテルに誘う。
 
拓は初ホテルで興奮していた。
 
サツキは服を脱ぎ始めると、目が釘付けになっていた。
 
一緒に風呂に入ることになるが、拓はサツキの腹部の怪我に気づく。
 
子供のころに病気をして、子宮を取ってしまったのだという。
 
サツキは
“いれるときは避妊しなくていいよ”
というと拓は喜ぶが、すぐにサツキが子供が産めないからだと気付き複雑になる。
 
サツキは風呂に入りながら自分の夢を打ち明ける。
 
サツキはその体のため結婚はあきらめていた。
 
しかし、一生一人のは寂しいため、牧場で生き物と関わって暮らしたいのだという。
 
牧場経営の勉強はしているが、まだまだ金が足りないのだという。
 
二人はベッドに行くとサツキは
“さっさと済ませてさっさと寝よう”
という。
 
拓は
“なんでそんなに捨て鉢なんですか?誰とも関りたくないみたいに。ホントは寂しいくせに”
と指摘する。
 
拓はサツキと深くかかわりたいという。
 
拓の懸命な前戯で、サツキは感じて思わず声を出していた。
 
挿入をすると、サツキは泣き出していた。
 
子供も産めない体のくせに、気持ち良くなってしまうあさましいからだが嫌なのだという。
 
拓は
“世の中のみんなが子づくりのためだけにやってるワケじゃない”
というと、サツキは救われたような表情をして拓を抱きしめ返す。
 
 
行為が終わると、拓はサツキとの今後のことを得意げに話していた。
 
サツキは呆れた様子で
“なんであんたと結婚する前提になってんだ”
というが、拓は自分の実家が酪農業をしていることを伝える。
 
サツキの夢を叶えるには、拓と結婚するのが一番手っ取り早かった。
 
拓はサツキを実家に連れていく。
 
母はサツキを気に入ったようだった。
 
サツキの経営手腕もあり、順調に牧場経営をして男の子の養子をとって暮らしていた。
 

第十二話 ~吐息 の感想

拓が見た目とは違い一途な熱い男でいい話でした。
 
自暴自棄になっているサツキは拓の愚直さに触れていい方向に人生が軌道修正したようです。
 
この感じだとかなりの姉さん女房になりそうですが、拓には相性が良さそうですね。
 

第十三話 ~反抗期

両親の愛に包まれた養子の息子、勝。
 

第十三話 ~反抗期 のネタバレ

勝は10歳になると、両親から養子だと打ち明けられる。
 
なついていた祖母とも血のつながりは無いとショックを受けるが、祖母は
“なんも変わらんよ。大事な家族で宝物なんだよ”
という。
 
勝はすぐに前向きに考えるようになり
“血がつながってないってことは母ちゃんとケッコンできるってことだよね”
と父に勝負を持ち掛けるようになる。
 
母は呆れていたが、父はノリノリだった。
 
勝はことあるごとに父に勝負を挑むようになり、牧場の手伝いにも熱が入る。
 
父と勝負をする勝は、年の離れた兄に挑む弟のようだった。
 
“自分は毎日成長している。いつか父も越えることができる”
と思っていた。
 
しかし、17歳で祖母が亡くなった時に気づくことになる。
 
葬儀では泣かなかった父が、母の胸でむせび泣いていた。
 
その様子を見た勝は
“この二人の間に割って入るのは無理だ”
と思い、東京の大学に進学する。
 
そこで千香という女に一目ぼれする。
 
勝は押して押して押しまくり千香と付き合うことになる。
 
勝のアパートの一室でいい雰囲気となり、千香の服を脱がすと全身にアザがあった。
 
母親からの虐待の跡なのだという。
 
前に付き合っていた男はその傷と過去を知って去っていったのだという。
 
勝は自分が養子であることを打ち明ける。
 
もしも元の親元で育っていたら自分も同じ目に遭っていたかもしれないという。
 
二人はお互いが“実の親からの愛情”に飢えていたのに気づく。
 
 
 
千香の親の話を詳しく聞くと、千香は施設の出で奨学金とバイトでなんとか一人暮らしができているのだという。
 
勝は
“スネかじりの自分とは全然違う”
と驚く。
 
千香の話を聞くほど、勝は自分はかなり恵まれて育ったのだと痛感する。
 
勝は恥ずかしくなり泣き出すと、千香はわけがわからず心配する。
 
 
 
勝は実家の牧場に千香を連れていく。
 
千香は牧場も勝の両親にも好印象の様子だった。
 
勝は
“イヤじゃなかったら、オレと一緒にウチの牧場やらない?”
とプロポーズをする。
 
チカは嬉しそうに泣きながら
“全然イヤじゃない”
という。
 
勝の両親は嬉しそうだった。
 
勝の母は
“女の好みが父ちゃんそっくり、血がつながってないのに不思議ねぇ”
とほほ笑む。
 
 

第十三話 ~反抗期 の感想

勝が“オレ甘えてたんじゃ…”と自分の恵まれた境遇に気づくいい流れでした。
 
千香の掘り下げは軽めでしたね。
 
12話の続編ということで勝にスポットが当たった話でした。
 
“エロス”というよりは、今回はヒューマンドラマっぽかったです。
 
綺麗にまとまっていたため、この短編はここで完結の方が良さそうですね…
 
 
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